結局のところ、ドロミテは誰の心も虜にしてしまいます。旅の思い出のなかで、山頂や湖のほとりで撮った写真のなかで、友人やいっしょに歩く仲間とともに。そしてもちろん、一冊の本とともに。
私たちのドロミテ・ベッルネージ(ベッルーノのドロミテ)には、どこかほかとは違う何かがあります。長い年月のあいだに峰々や谷を包み込んできた数々の物語や伝説が語るとおり、ここは魔法にかけられたような山々なのです。
荒々しい稜線を描く山、野性味あふれる頂、勢いよく流れる渓流、そして「クローデ(crode、岩峰)」。その岩壁の上で、またその岩壁をめぐって、壮大な登攀への挑戦から第一次世界大戦の前線から届いた痛ましい記録まで、消えることのない歴史のページが綴られてきました。
ドロミテは誰もが認めるすべての人の遺産であり、人類の財産です。そして年月を重ねるなかで、文学の世界にも大きな居場所を見いだしてきました。
そこでこのページでは、私たちが気に入った本をご紹介します。どれも、ほかに類を見ないこの土地のことを語ってくれる本です。
これらの本が、ドロミテを知り、発見するきっかけとなり、いつか実際に訪れていただけたらうれしく思います。
どうぞ、よい読書のひとときを!